栄養バランスのよい食事を一日三食きちんと食べることが糖尿病食の基本です。しかし、長期にわたり食事療法は継続すること自体がストレスになることもあります。また、時間にゆとりがない、年老いて食事の準備が負担になってきたといった理由で、糖尿病食を家庭の中だけで続けるのが難しくなってしまうこともあります。
生活の習慣に取り入れやすいものはどの業者か、自分にあった業者を見極める方法や、糖尿病食の宅配弁当を注文するときに気を付けたいポイントを解説していきます。
糖尿病食の通販から、どのような基準で選べばよいのでしょうか?数ある弁当宅配業者から、何に気を付けて選ぶとよいのかみていきましょう。
管理栄養士とは栄養士法に定められた国家資格で、栄養士の資格取得者であることが前提となり、厳しい試験に合格する必要があります。対して、栄養士は都道府県知事の免許を受けた資格で、指定の栄養士養成施設を卒業すると資格を得られます。糖尿病の食事療法が目的ならば、高度な専門知識と技能で栄養指導を行える「管理栄養士」監修のもと宅配弁当を作っている業者を選んだほうがよいでしょう。
どのような食材を使っているのか、業者のこだわり食材なのかどうか調べてみましょう。国産の食材を中心にしているかどうか、鮮度へのこだわりはどうか。農産物ならば土壌からこだわっているかについて業者の取り組みを確認してるのもよいですね。自分の身体を作る大事な食べ物です。自分の健康のためにも、食材選びの基準も確認してきましょう。
産地から調理を行うまでの輸送手段は?鮮度を維持する技術で管理されているか。品質管理の方法は妥当か。加工や保管の方式にも気を配っているか。清潔であることはもちろん、鮮度を保つ方式を積極的に採用している業者であればより安心です。
業者によってはコースが選択できます。どのような選択肢があるのかも確認します。食べ続けることで一定の効果がでるように管理栄養士がメニューを決めている業者では、定期コースを食べ続けると効果がでやすいでしょう。少数の注文を受けているものもあるので、まずは、いくつか試しに食べてみるところから始めてみるとよいかもしれません。
入会金と送料については、業者によって異なるので、必ず確認するようにしましょう。
支払方法も確認しておきましょう。代引きやクレジットカード払いなど業者によって対応可能な支払い方法は異なります。銀行口座からの引き落としに対応しているところもあります。その場合は事前の登録が必要ですので問い合わせをしてみましょう。
宅配弁当の注文方法 自分のこだわりたいポイント、値段や味へのこだわりなどを目安に、業者の候補をいくつか選びましょう。候補の業者が自分の住んでいる地域の配送対応しているかを確認しましょう。冷蔵品は配達可能な地域が限定されていることが多いので、特に注意して確認します。冷凍の宅配弁当を選ぶ場合は配送については、届くまでの日数も確認しましょう。
宅配をお願いするのは冷蔵か冷凍かタイプを決め、食べたい日時を決めます。受け取り希望日から逆算して注文期限を割り出します。
定期コースの場合には、配達と注文受付の締切日が「曜日」で決められていることが多いので、自分の頼もうとしている業者は、どのような取り決めなのかを確認しましょう。
候補を絞ったあとに、メニューが掲載されたカタログを取り寄せてみるのもいいですね。慣れるまではカタログにじっくりと目を通しながら注文する弁当を選ぶのもよいかもしれません。
急にネットが繋がらなくなったという事態に備えて、FAXや電話での注文にいつでも切り替えられる体制にしておくと理想的です。そのためにも、カタログとFAX注文用紙は予備として置いておくとよいでしょう。
時間にゆとりがない、年老いてきて食事の準備が負担になったなどなど。これまで自炊を続けてきた人であっても、時々は、糖尿病食の弁当宅配を利用してみるのもよいでしょう。自炊より高くつくと感じたとしても、「日々の労力が軽減されたこと」がコストに反映されていると捉えてみてはいかがでしょうか。
宅配弁当を注文して得られるものは大きいのです。調理や買い物による労働からの解放されます。食材を選び、材料を計り、食品成分表で栄養素を確かめて計算する作業も必要なくなりますね。
宅配弁当を適宜生活に取り入れることは食事療法の継続に繋がります。ライフスタイルに合った業者選び、快適な暮らしを手に入れてくださいね。