糖尿病や腎臓病を患う方向けに、自宅で手軽に食事療法を行うための制限食は、インターネット通販で購入することができます。ダイエット目的やメタボ対策で利用する方が増加し、宅配サービスを行う会社も増えてきています。
たくさんある宅配食サービス会社の中から、「カロリー計算されたもの」「塩分計算されたもの」といったテーマ別に糖尿病食をいくつかまとめました。
ヨシケイが販売している「ヘルシーミール」は冷凍タイプの制限食であり、1食当たりの糖質が15g以下で塩分量も約2.0g以下と、カロリーや塩分の摂取量に配慮された構成になっています。またカロリーなどを制限しつつも満足感を得られるように、主菜と副菜3品というメニューがベースとなっており、電子レンジで温めれば食べられる利便性も魅力です。
ウェルネスダイニングの「糖質&カロリー制限気配り宅配食」は管理栄養士がメニューや栄養バランスを監修している制限食であり、1食当たりの糖質を15g以下、塩分量を2.0g以下に抑えている上、和食や洋食、中華など料理のジャンルが広い点も特徴です。冷凍タイプの発送となっており、複数セットの同時購入で費用も抑えられます。
エネルギー調整を必要とする人のために、1食あたりの塩分量(約2g)やカロリー量(250kcal)などを前提として献立が考えられている調整食です。糖質に関しては炭水化物20gのうち17gと抑えられており、その他にも食物繊維などの栄養が含まれています。1日2食から注文可能な冷蔵食であり、健康宅配の自社宅配エリアであれば送料は無料です。なお、同商品はエリア限定サービスとなっており、宅配可能な地域や都道府県が限定されているため実際の注文時は該当エリアについてご確認ください。
取り扱っている全てのメニューにおいて糖質量30g、塩分2.5gを前提とするnoshの宅配食です。noshのヘルシー宅配弁当は専属の管理栄養士がメニューの検討や栄養価の計算を行っています。弁当プレートのふたにどのような栄養が配合されているのかきちんと書かれており、利用者に親切な設計です。なお初回注文を対象とした割引もあります。
なおnoshでは専用アプリを用意しており、メニューの変更や注文スケジュールの管理などもアプリで設定可能です。
糖尿病を持病として抱えるMFSメディカルフードサービスの社長が自らの経験にもとづいて開発した糖質制限食です。1食当たりの糖質量が40g以下となっており、ご飯とこんにゃくライスを併用することで食べ応えや満足感を追求しつつ、糖質やカロリーを抑えることにも配慮しました。またパスタなどを使用したメニューもあります。
メディカルズ本舗は介護食や健康管理食を販売している会社であり、糖質制限やタンパク質制限、塩分制限など用途に合わせたメニューを提供しています。「糖質制限食 ご飯または麺付き」は日替わり宅配弁当として1食当たり糖質40g以下に抑えつつ、ご飯やパスタといった主食メニューも楽しめることが特徴です。
けんたくんは日本全国で療養食や制限食を提供している会社であり、「カロリー制限食」は糖尿病の方向けに開発されたメニューです。1食当たりの塩分量を1.8gとして、糖尿病だけでなく高血圧や心臓病といった健康面の課題にも配慮されています。なお、1食当たりのカロリーも250kcalになっており、ご飯と合わせても約502kcalです。
「健康宅配」は業務用に惣菜や食材の販売を行ってきた武蔵野フーズによる宅配食ブランドであり、その中でも「塩分カロリー調整食 すこやか膳」は1食当たりの塩分相当量を2.0g以下に調節した制限食です。冷蔵タイプなので冷凍食では品質が変わってしまう食材も使用することが可能になっており、おかずのメニュー幅が広い点は見逃せません。
家庭向けの療養食を専門に扱っているメディミールが提供する、1食当たり2.5g以下の塩分量に制限されたメニューです。厳選した食材を使って国内で自社製造している上、管理栄養士がそれぞれの利用者のために適切なお弁当を選定してくれる他、肉抜きや魚抜きなど個々のリクエストにも配慮してくれることが特徴です。
noshが提供している「ヘルシー宅配弁当」は糖質30g以下、塩分量2.5g以下という栄養基準を規定した上で、数多くのメニューから選べるよう味や種類の楽しさも追求された商品です。積極的にメニュー開発へ取り組んでおり、有名なレストランやフランチャイズチェーンとのコラボ商品といったメニューなども用意しています。
山梨県や神奈川、静岡県などで店舗を展開している生活協同組合であり、高齢者や子育て世帯といった買い物へ気軽に行けない人などのために様々なお弁当や宅配食を提供しています。その中でも「カロリー1600調整食」はカロリーを3食で1600kcal以下に抑えたセットメニューであり、塩分量は1食当たりおよそ2.67g以下となっています。
およそ400種類の栄養管理食メニューから、ご飯を含めて1食当たり500kcal未満に抑えられているヘルシー食セットです。糖尿病の人のために栄養バランスやカロリーに配慮しつつも、バラエティ豊かなメニュー構成によって日々の食事を楽しみたい方の気持ちへ寄り添っています。なお、ご飯なしであれば300kcal未満となります。
専属の栄養士がメニューを監修している、わたしのキッチンのカロリー制限食です。基準カロリーによって380kcal前後、450kcal前後、520kcal前後、そして600kcal前後と複数のメニューが用意されており、希望に合わせて選択することができます。1食当たりの価格はおよそ740~810円となっており、ご飯を付けると+90円となります。
医師から食事のカロリー制限を指導されている人やダイエットに取り組みたいと考えている人のために、メディカル・クック宅食便が提供している制限食です。1食当たりのカロリーが200kcalに抑えられており、一方でメニューの種類を和洋中の工夫によって120種類も叶えているなど満足感も考えられていることがポイントです。
ワタミが提供している「いつでも三菜」は、1セットごとに1食当たりの平均カロリーを250kcalに設定されている宅配食であり、常に3種類のお惣菜をセットとしてメニューが構成されています。またセット購入であればお肉メインとお魚メインの2パターンが用意されており、それぞれ好みや気分に合わせてセットを選べることも特徴です。
みのりやのヘルシー御膳は様々な事情で食事の管理や栄養調節を必要としている人を対象とした宅配食です。1食あたりの価格を税込550円としており、カロリーも1食当たりの平均で220kcalに抑えるなど、メタボリックシンドロームや高コレステロール血症といった課題を抱えている人にもお勧めされています。なお2食セット割引もあります。
ヘルシーネットワークは1999年から医療分野や介護分野に関連した食事の通信販売サービスを提供している会社であり、その中でも「にこにこ食品 ヘルシー食堂」は全31食のメニューから選べて、1食当たりのコストも500円台~というセットメニューです。なお、冷凍食品無料セットを選択すれば送料を無料に抑えることもできます。
ミールタイムが提供している糖尿病の方向けの制限食において、特に1プレートの置かずの量や種類にこだわっている「ヘルシー食多めおかずメニュー」シリーズです。1食につき6種類のおかずがセレクトされており、さらにメニューに関しては和食や洋食、中華など色々なジャンルを用意することで飽きの来ないように配慮されています。
美容意識を高く持っている人のために、健康的なダイエットなどをサポートする目的で開発された宅配食メニューです。みのりやの管理栄養士と相談しながら1食当たりのカロリーを250~500kcalの範囲で調整しつつ、食事の楽しみも得られるように1プレートに9種類のおかずが配置されています。またデザートをセットにすることも可能です。
わたしのキッチンの健康食は注文のための会員登録や入会金が不要であり、配達にかかる送料も常に無料で、1日だけの注文を申し込むといった利用法も可能です。当日に調理した宅配弁当を保冷ボックスに入れて当日配送してくれる上、改めて調理する必要がないため気軽に管理栄養士監修の料理を楽しめます。
福祉施設にも配食しており、おかゆやきざみ食といった食べやすさを考慮した調整にも対応します。
上で挙げた以外にも、糖尿病食を提供する宅配サービスはたくさんあります。いくつかご紹介しますので、食事療法を続けるためのサービスを探されている方は、ぜひチェックしてみてください!