「糖尿病だから間食はダメ」と思い込んでいる人は多いですが、実はそうとは限りません。選び方とタイミングを守れば、間食は血糖コントロールの助けにもなります。
この記事では、糖尿病の人が間食を摂ってもいい理由から、具体的に選ぶべき食べ物、避けたほうがいい食べ物まで詳しく解説します。
間食は完全に禁止するものではなく、正しく摂れば血糖コントロールにプラスに働きます。ポイントは「量」と「タイミング」です。
血糖値が上がるかどうかを決めるのは、間食そのものではなく「量」と「タイミング」です。少量を適切なタイミングで摂れば、血糖値への影響は最小限に抑えられるでしょう。
反対に量が多すぎたり、食後すぐに追加で食べたりすると、血糖値の急上昇につながります。
食事の間隔が長く空くと、次の食事でドカ食いしやすくなり、血糖値が急激に上がる原因になります。
適度な間食を挟めば、空腹感がやわらぎ、次の食事での食べ過ぎを防げるでしょう。結果的に、1日の血糖値の変動をゆるやかに保つことにも役立ちます。
間食で血糖値を乱さないためには、何を選ぶかがとても重要です。ポイントは「GI値」「量」「タイミング」の3つです。
間食選びで最も意識したいのがGI値です。GI値とは食後の血糖値の上がりやすさを示す指標で、値が低い食品ほど血糖値の上昇がゆるやかになります。
ナッツ類や乳製品、野菜などはGI値が低く、間食に向いています。反対に、菓子パンやスナック菓子、清涼飲料水はGI値が高く、血糖値を急上昇させやすいので注意が必要です。
間食のカロリーは、1回あたり80〜200kcal程度に抑えるのが目安です。この範囲であれば、1日の総カロリーや血糖値への影響を大きくすることなく、空腹感をやわらげられます。「少し足りないかな」くらいの量にとどめておくと、次の食事にも響きません。
間食を摂るタイミングは、食後2〜3時間後がベストです。このタイミングなら血糖値が落ち着いているため、間食による急な上昇を防げます。
反対に、食事の直前や食後すぐに間食を摂ると、血糖値が高い状態がさらに続いてしまうので避けましょう。
間食を選ぶときは、避けたほうがいい食べ物も知っておく必要があります。血糖値を急上昇させやすいものを把握しておけば、うっかり選んでしまうミスを防げるでしょう。
菓子パンやスナック菓子は、糖質と脂質が多いうえにGI値も高く、血糖値を急上昇させやすい食べ物です。手軽で食べやすい分、つい量を摂りすぎてしまうのも注意点です。小腹が空いたときは、ナッツ類やチーズなど別の選択肢に切り替えましょう。
缶コーヒーやジュース、加糖の炭酸飲料には、想像以上に多くの糖質が含まれています。液体の糖質は消化・吸収が速く、血糖値を一気に押し上げてしまうのが特徴です。飲み物は無糖のコーヒーやお茶、水を基本にするのが安心です。
果物は栄養価が高い食品ですが、糖質も多く含まれているため、食べる量には気をつけたいところです。特にバナナやぶどう、マンゴーなどはGI値が高めなので、間食としてはりんごやグレープフルーツなど低GIのものを選び、量も半分〜1個程度にとどめましょう。
間食の選び方だけでなく、あわせて意識しておきたいことも2つあります。
まず、水分補給です。間食のタイミングで水やお茶を一緒に摂ることで、満腹感が得られやすくなり、食べ過ぎを防ぐ効果もあります。反対に、水分を摂らずに間食だけを続けると、つい量が増えてしまうこともあるので気をつけましょう。
もうひとつは、血糖値の記録です。何を、いつ、どのくらい食べたかを記録しておくと、自分にとって血糖値が上がりやすい間食のパターンが見えてきます。手帳やアプリを使えば手間もかからないので、間食を続けながら血糖コントロールの精度を上げていく方法としておすすめです。
糖尿病でも、選び方とタイミングを守れば間食を楽しめます。GI値が低く、量は80〜200kcal程度、食後2〜3時間のタイミングで摂るのが基本です。
ナッツ類やヨーグルト、ゆで卵などは血糖値への影響も少なくおすすめですが、菓子パンやジュース、果物の摂りすぎには気をつけましょう。
間食もふくめて、毎日の食事管理が糖尿病とうまく付き合う鍵になります。とはいえ、毎日の食事を考えて用意するのはやはり大変…。
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